親からお金を借りる

  • 「今まで世話になりっぱなしなのに、お金を借りることなんてできない!!」
  • 「親からお金を借りることなんてとんでもない!!」

 

このような意見をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし困ったときに一番頼りになるのが親であることも事実ではないでしょうか。

 

もし本当にお金に困っている場合には、一度きちんと親に相談してみてはどうでしょうか。

 

親からお金を借りるためには

親にとっては子供はいつまでたっても子供です。
子供が困っているときには助けてあげたい、と思うものです。

 

このような気持ちを踏みにじらないように、たとえ親子間の貸し借りでも、しっかりとした手順を踏むようにしましょう。

 

まずは、ただ「お金を貸して欲しい」というのではなく、その理由をしっかりと説明することが大切です。本当にお金に困っている事実を包みかすさずに、お金が必要な理由をきちんと説明して理解を得るようにしましょう。

 

些細な理由でもきちんと説明するとともに、決して嘘をつかないように心がけましょう。

 

借りた本人はどのような嘘をついて借りたのかは、意外と忘れてしまうものです。
逆に親にしてみれば「なんで嘘をついたのだろう」と深い悲しみを背負うことになります。

 

どのような状況であっても下手な言い訳は行わず、正直に説明して理解を得ることが、お互いにとっても最良なのです。

 

きちんと借証書を作成しよう

血縁関係の方からお金を借りるのに、いちいち借用書や契約書は不要、と考える方もおられるかもしれません。しかし一番身近な存在だからこそ、お金のことでこれ以上迷惑をかけることのないようにしなければいけません。

 

今後の関係を良好に保つためにも、きちんと借用書や契約書を作成しておくようにしましょう。

 

借用書や契約書には通常、貸した側と借りた側、つまりこの場合には親と子供の捺印が必要です。
また貸し借りの金額に応じた収入印紙を添付することも忘れないようにしましょう。収入印紙の添付が無い場合には、印紙税の脱税とみなされることもあります。

 

記載事項には「金利」「返済方法」などがあります。
通常親子間の貸し借りでは「金利」に悩む点ですが、「無利息」では「贈与」とみなされることもありますのでわずかでも(たとえ0.1%程度でも)取り決めしておくことが無難といえます。

 

「返済方法」には、どのように、いつまでに返済するのかを正確に記載するようにします。
借用書や契約書の内容で悩まれる場合は、税務署などに相談するのもひとつの方法です。

 

贈与税・相続税が発生する?

親子間の金銭の貸し借りで、一番注意しなければいけないのは「贈与」「相続」にみなされないようにすることです。

 

先ほど説明した通り「無利息」の貸し借りは「贈与」とみなされる可能性もあります。
また「返済はいつでもいいよ」といった内容でも贈与にみなされる危険があります。

 

「贈与」「相続」とみなされると、金額に応じて「贈与税」「相続税」が発生することになりますので注意が必要です。そのためにも金銭の貸し借りがあったことを証明できる借用書や契約書をきちんと作成し、返済方法などもきちんと取り決めておくようにしましょう。

 

できれば直接現金で返済するのではなく、口座振込などを活用し、返済後の領収書などもきちんと発行するようにしましょう。